「細胞から環境水へと繋ぐスケール横断分析:
マイクロ流体デバイスで挑む物質動態の調査」

代表挨拶

Tsuyoshi Minami
A01班
南 豪
水環境には、多種多様な構造をもつ標的種が存在するため、その形状やサイズに合わせたレセプタの設計が求められます。スケール横断分析において最も小さな「分子スケール」に位置するA01班は、分子認識化学に立脚した人工レセプタ材料の開発を担当します。
Kim sensei
B01班
金 秀炫
水環境に存在する標的種が与える生態系への影響を調べるためには、高度なin vitro評価系の構築が必要となります。スケール横断分析において生命の最小単位である「細胞スケール」に位置するB01班では、腸管の高次in vitro評価系であるGut-on-a-Chipを構築し、人工レセプタによる超小型センサアレイと融合することで、標的種による影響を細胞レベルで観測するリアルタイムセンシングを目指します。
Tatsuhiro Fukuba
C01班
福場 辰洋
広大な海洋環境の状態を把握するには、現場型センサによる計測が不可欠です。計測対象となる標的種の多様化と同時に、近年の海洋観測プラットフォームの小型化に対応するには、センサにも高度な小型化と省電力化が求められます。スケール横断分析において最も大きな「海洋スケール」での新たな計測手法の展開を目指すC01班では、分子認識技術に基づいた超小型センサデバイス実現の鍵となる、送液技術を中核とした極限環境microTAS技術の確立を目指します。